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易経・易占を学ぶにあたって

易経十翼雑卦伝

易経十翼 雑卦伝

雑卦伝(ざっかでん)とは、周易十翼、翼伝のひとつです。序卦伝に似ていますが、序列はバラバラで、綜卦と錯卦の組み合わせをつくった本卦64卦の2卦ずつを取り上げて、卦を対称的に意味を説明しています。非常に短い文ですが、易経本卦64卦を一周勉強された方なら味わいが分かっていただけると思います。


易経乾為天
易経坤為地

乾は剛にして、坤は柔なり。


易経水地比
易経地水師

比は楽しみて、師は憂う。


易経地澤臨
易経風地観

臨・観の義は、或いは与え或いは求む。


易経水雷屯
易経山水蒙

屯は見われて其の居を失わず、蒙は雑にして著る。


易経震為雷
易経艮為山

震は起るなり、艮は止まるなり。


易経山澤損
易経風雷益

損・益は盛衰の始めなり。


易経山天大畜
易経天雷无妄

大畜は時なり、无妄は災いなり。


易経澤地萃
易経地風升

萃は聚まりて、升は来たらざるなり。


易経地山謙
易経雷地予

謙は軽くして、予は怠るなり。


易経火雷ぜいごう
易経山火賁

噬嗑は食うなり、賁は色なきなり。


易経兌為澤
易経巽為風

兌は見われて、巽は伏するなり。


易経澤雷隨
易経山風蠱

随は故なきなり、蠱は即ち飭うるなり。


易経山地剥
易経地雷復

剥は爛なり、復は反るなり。


易経火地晋
易経地火明夷

晋は昼なり、明夷は誅なり。


易経水風井
易経澤水困

井は通じて、困は相遇うなり。


易経澤山咸
易経雷風恒

咸は速やかなり、恒は久しきなり。


易経風水渙
易経水澤節

渙は離るるなり、節は止まるなり。


易経雷水解
易経水山蹇

解は緩やかなるなり、蹇は難むなり。


易経火澤睽
易経風火家人

睽は外なり、家人は内なり。


易経天地否
易経地天泰

否・泰はその類に反するなり。


易経雷天大壮
易経天山遯

大壮は即ち止まり、遯は即ち退くなり。


易経火天大有
易経天火同人

大有は衆きなり、同人は親しむなり。


易経澤火革
易経火風鼎

革は故きを去るなり、鼎は新しきを取るなり。


易経雷山小過
易経風澤中孚

小過は過ぐるなり、中孚は信なり。


易経雷火豊
易経火山旅

豊は故多きなり、親しみ寡きは旅なり。


易経離為火
易経坎為水

離は上りて、坎は下るなり。


易経風天小畜
易経天澤履

小畜は寡きなり、履は處らざるなり。


易経水天需
易経天水訟

需は進まざるなり、訟は親しまざるなり。


易経澤風大過
易経山雷頤

大過は顛るなり、頤は養うこと正しきなり。


易経水火既済
易経火水未済

既済は定まるなり、未済は男の窮まるなり。


易経雷澤帰妹
易経風山漸

帰妹は女の終わりなり、漸は女の帰ぐに男を待ちて行くなり。


易経天風姤
易経澤天夬

姤は遇うなり、柔・剛に遇うなり。夬は決するなり、剛・柔を決するなり。君子の道長じ、小人の道憂うるなり。


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