loader image

易経・易占を学ぶにあたって

易経乾為天

乾為天(けんいてん) 周易六十四卦

易経本卦の読み下し文と易占一言解釈です。

彖辞

乾は、元いに亨りて、貞に利ろし。

彖伝

大いなるかな乾元、万物資りて始む。乃ち天を統ぶ。雲行き雨施し、品物形を流く、大いに終始を明らかにし、六位時に成る。時に六龍に乗り、以て天を御す。乾道変化して、おのおの性命を正しくし、大和を保合す。乃ち貞しきに利ろし。庶物に首出して、万国ことごとく寧し。

象伝

天行は健なり。君子以て自らつとめて息まず。

爻辞

初爻 潜龍、用うる勿れ。
二爻 見龍田に在り、大人を見るに利ろし。
三爻 君子終日乾乾。夕べに惕若たれば、厲うけれど咎なし。
四爻 或いは躍りて淵にあり。咎なし。
五爻 飛龍天に在り。大人を見るに利ろし。
上爻 亢龍悔い有り。

小象伝

初爻 潜龍用うる勿れとは、陽下にある也。
二爻 見龍田に在るは、徳の施し普きなり。
三爻 終日乾乾は、反復の道なり。
四爻 或いは躍りて淵にあるは、進みて咎なきなり。
五爻 飛龍天に在るは、大人の造せるなり。
上爻 亢龍悔い有るは、盈ること久しかるべからざるなり。


易占一言判断

  • 乾為天は、強い、進む、上がる意。
  • 運気盛大。
  • 気持ちが大きくなる時。

日本易学振興協会では、宇澤周峰先生が東京などで易経とともに、本格的な筮竹を使った周易・易占教室を開催しています。主に、三変筮法、六変筮法を中心にした易占法です。詳細はこちらからどうぞ

関連記事

  1. 易経火雷ぜいごう
  2. 易占、易経における八卦、艮
  3. 易の歴史
  4. 易経山地剥
  5. 易経澤山咸
  6. 易経坎為水
PAGE TOP