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易経・易占を学ぶにあたって

易占、易経における八卦、巽

小成卦・八卦 巽(そん)

易経、易占で使う八卦(はっか)について、それぞれの意味を少しずつ学んでいくコーナーです。
復習ですが、陽はで表し、陰はーーで表します。
八卦は小成卦(しょうせいか)とも呼ばれます。これは、六十四卦を大成卦(たいせいか)と呼ぶ時の区別ですので、さらりと覚えて置いてください。一般的には、八卦といいます。
今回は、八卦の「巽(そん)」を見ていきますと、上の2つは陽爻で、下の1つだけが陰で出来ています。
巽のという形は、乾のという形と比べて、一番下が陰になっています。乾は、完成、固いなどしっかりした意味がありましたから、その一部が陰になっていることから、隙間があるように、見えますか?そこから、巽は、「伏入」という言葉になります。そして風となります。風はぴったりしている窓からは入りませんが、少し隙間があると、隙間風がピューピューと入り込んできます。

他にも、巽☴は下に陰があり、陰は低く、地面ですので、その上を陽の線が走っている画象から、地上に風が吹くともみえます。

風である、巽には、移り行く、迷うという意味が生まれてきます。場所では、風に関係する空港でしたり、風がいったり来たりするので、道路などがあてはまります。

ほんの一部ですが、八卦の「巽」には、次のような意味があります。

  • 数:  5
  • 象意: 従う、移り行く、整う、迷う、伏入
  • 人:  長女、商人、仲介人、広告宣伝業、船舶業
  • 場所: 飛行場、道路、郵便局、船着場

他にも無数に出てきます。日本易学振興協会の教室では、宇澤周峰先生著『絵で学ぶ易占』をテキストにしておりますが、易占の書籍は多くあります。八卦の説明に書かれている物や場所、人物などはどうしてそのように表しているか、と見ていくととても勉強になります。

日本易学振興協会では、宇澤周峰先生が東京などで易経とともに、本格的な筮竹を使った周易・易占教室を開催しています。主に、三変筮法、六変筮法を中心にした易占法です。詳細はこちらからどうぞ

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