コロナ期、朝乃山関はマスコミに誘われて飲み会に出席したことが発覚し、出場停止の処分を受け、番付最下位まで落ちてしまいました。その後、奮起して今年から幕の内に返り咲き、令和5年五月場所では四枚目まで戻りました。相撲協会は、横綱、大関が少ないので、関脇以下の力士がその席を目指しています。条件は３場所で、33勝が目安です。そこで、日本易学振興協会の会報「岳易開成」で、会員様に『朝乃山、令和6年３月までに大関になれるか』を皆さんに占っていただきました。見返してみますと、みごとに、的中されていましたので、一部ですが、ホームページにも掲載させていただきます。（五十音順。なお、お名前は伏せさせていただきました）

占的◆朝乃山、2024年３月迄に大関になれるか？

Kさん
　☲☲離為火　九三
離為火は、明るい、付くとし離れるという意。三爻は「日昃くの離。缶を鼓ちて歌わず。則ち大耊の嗟あり。凶」とあり、離の象意は競うですが、三爻は夕方で、物事に日暮れが迫っている時です。したがって、令和6年三月までに大関になれないと占断します。

Kさん
　☷☰地天泰　六五
地天泰は、安泰、通ずるという意です。陰陽が交わり和合することで物事はスラスラ運び、十二消長卦で陽が長ずる時です。しかし、五爻は泰中の否で泰の終わりに近づき、待たされる意の水天需も伏しています。２年ぶりの幕内復帰に期待は高まりますが、幕下でのブランクや怪我もあり、朝乃山は令和6年３月までに大関復帰とはなりません。

Sさん
　☴☶風山漸　初六
風山漸は、徐々に進むという意。初爻は「鴻、干に漸む。小子は厲うし。言有るも咎なし」とあり、雁が水際で飛び悩んでいる。まだ未熟で力が弱く、勢いが足りません。よって、令和6年３月までに大関にはなれないと占断します。

Tさん
　☱☷澤地萃　初六
澤地萃は、集まるという意ですから、大関候補が何人かいる。初爻の象伝は「乃ち乱れ乃ち萃るは、其の志乱れるなり」とあり、したがって、令和6年三月まで朝乃山、大関になれないと占断します。

Nさん
　☰☴天風姤　九二
天風姤は、遇う、思いがけなく出会うという意です。二爻は陰位に陽でいるので大関に向けて積極的な動きを見せたい気持ちは強いです。反面、二爻の爻辞は「包に魚有り。賓に利ろしからず」とあり、包みの中に魚を隠し持ち、迷いが生じ、真っしぐらに進めません。従って、残念ながら令和6年３月までの大関は無理と占断します。

日本易学振興協会では、毎月、宇澤周峰先生より課題をいただきまして、会員の方は、筮竹を使って占った結果と占断を会報に投稿します。今回の易占課題は、三変筮法（略筮法）で執って頂きました。

日本易学振興協会では、宇澤周峰先生が東京などで易経とともに、高島流易ではなく、大岳易を軸にした、本格的な筮竹を使った周易・易占教室を開催しています。易占いに、生年月日は必要ありません。主に、三変筮法、六変筮法を中心にした当たる易占法です。詳細はこちらからどうぞ。