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易経・易占を学ぶにあたって

易の三義

易占の三義とは、不易・変易・易簡

今回は、易経、易占いを学ぶ上で大切な「三つの法則」をお話します。

易占は、恋愛や株相場、天気、会社の業績など実に身近なことを占うのですが、その根底に流れている易経は、宇宙論です。巨視的というか、問題を大きい目で見るようにしてください。宇宙から地球上の自分をみると、今考えたり、悩んでいることなんか、なんてちいさなことか。と笑ってしまいます。しかし、その小さいことで悩むのが人間です。文明は進歩しましたが、人間の悩みは、3000年前からそれほど変わっていません。それは、人間の中身が変わっていないからとも言えるでしょう。もちろん、易学の理論だけでは、悩みの解決にはあまりなりません。やはり易占が必要になってくるのです。

突然ですが、宇宙論を語れる友は、いますか?
カフェや居酒屋で会話をしていて、野球やドラマの話はよくしますが、宇宙論や見えない世界、神について語れる友がいると、次元が変わってくると思います。易経に興味があるということは、すでにご自身のなかで、何かしらの宇宙論をもっていることと思います。

易占という趣味を通じて、宇宙を語れる友がいる。
易学を通じて、人生を語れる友がいる。同じ易経を学び、そんな易友を作りたいものです。


宇宙から地球にいる私たちをみれば、身の回りにおきていることや悩みは、本当に小さくみえるものです。易経を学ぶと物事をきわめて大局的に見られるようになるというのは、こういう点もあるのです。易経は宗教的な経典とは違い、日常の迷いから、宇宙を解明しようとするものです。

話を戻しますと、易占・易経の三義のまず一つ目の「不易(ふき)」とは、易経でいう太極であり、この世界は、春夏秋冬の循環のひとつの単位です。春夏秋冬で一年という単位は、毎年変わりません。ちいさな変化はあるものの、宇宙から見ると、ある一定の変わらない法則でなりたっています。

次の「変易(へんえき)」とは、一日のなかで、朝昼夜とかわり、季節も春夏秋冬と変化し続けています。その変化の流れのなかで、私たちは生きています。幼少から青年になり、中年になり、だんだんと翁へとなります。一足飛びにとはいかず、少しずつ変化していっています。

最後の「易簡(いかん)」とは、日々目の前にある事柄です。目まぐるしく動いていますが、結局は、易占の基本的思想は、陰陽。つまり、陰と陽でできているので、簡単で分かりやすい機構なのだという意味です。加藤大岳先生は、この「易簡」を「簡易」や「交易」と表現されることもあります。

易経の宇宙観は繋辞伝などでも説明されていますが、この三易は分かりやすい考えだと思います。天人地の三才観は別項で少し触れましたが、まさにこの三易もあてはまります。

天・・不易

人・・変易

地・・簡易

とあてはまりますが、

「人」は天と地の両者をむすぶものとして「交易」とも考えらると加藤大岳先生は展開されています。つまり、

天・・不易

人・・交易

地・・変易

交わって生まれるという考えも、ひとつの連なりでしょう。

易占は二面性をもっているがために、占断で迷ってしまったり、卦爻辞の理解に苦しんでいるときに、宇澤周峰先生は常々「易は簡単でしょう?」と私たち生徒に、この変化の定義「易の三義」の話をされます。もちろん、安易な解決ということではありません。原因と結果の相互関係をもっと単純化して見ることで、ほら紐解くヒントが浮かんできます。

易占の三つの変化の法則は、当たり前に知っているようで、体得まではまだまだです。

このコラムを読まれて、なるほどと知的好奇心は満たされ、一定の理解はされたと思いますが、理解するのと、体得とは違います。

自転車の乗り方を本で学んでも、それは知識だけで終わります。自分で自転車を乗って、ペダルを漕いでみるように、自分でやってみないと、上達はしません。

易経も学問だけでは、理解したということで終わってしまいます。そこに深い思索がともなう易占を行うことによって、易経がだんだんと自分のものになっていくのだと思います。

いかがですか?陰陽の世界に、そして易経・易学・易占に興味を持っているなら、一緒に実行に移しませんか?

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