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易経・易占を学ぶにあたって

加藤大岳先生神秘創刊号

易学研究会100回、会報350号 易経に学ぶ水澤節

易学研究会は、令和6年2月に記念すべき100回を迎えました。その詳細は会報「岳易開成」4月号にもありますが、私が初めて御茶ノ水・湯島聖堂で行われる易学研究会に参加させて頂いたのは、第30回開催の8月と記憶しています。うっかり会場を間違えて、漢文入門の会場に行ってしまい、いつになったら宇澤周峰先生が登壇されるのだろうと思って、隣の席の方に尋ねると、怪訝な声が返って来ました。その時初めて自分が会場を間違えたのだと気付き、青ざめました。あわてて受付で返金してもらい、外へ出て、恥ずかしく遅刻したのを覚えています。

そして、射覆では、まごついている私を横目に、先輩方がこともなげに的占されるのにビックリしました。私は、司会の方に指されないように、縮こまって一番隅に座っていました。後半に、言葉につまりながら、高校野球甲子園の決勝は、ハンカチ王子こと斎藤佑樹率いる早稲田実業対、田中マー君率いる駒大苫小牧どちらが勝つかの占例を提出しました。延長15回引き分け再試合となりましたが、勝負占の難しさや占的の大切さを教えて頂きました。

同学同好の皆様との勉強も、友と議論を交わして優れたところを真似するという、
「講習」の語源ともなった☱☱兌為澤の象伝を思い起こします。「麗澤は兌。君子以って朋友講習す」諸兄に説法ですが、あらためて思いましたので、書かせてもらいました。

さて、研究会の「研」は、研鑽のとおり磨く意味であり、「究」はきわめる意味ですので、易の道を究めるために腕を磨く会ということでしょうか。約25年以上も長きに亘り、苦心に耐えて、この易学の門戸を堅持された宇澤周峰先生と先輩方々に対し、私は敬意を表せずにはいられません。
そして、会報「岳易開成」もなんと次号5月号で通算350号を迎えます。こうして約20年以上も毎月発刊され、ほぼ滞りなく月初めには手元に届くということは、一日一日の習熟度というか、日々繰返されることによって、毎号出来上がるものなのだと編集にたずさわって、そのことにようやく気付きました。

ちなみに、加藤大岳先生が運命占術のための冊子を創刊されたのは、昭和11年1月。最初は「神秘」の題号で発刊。その後「運命学」と改題、それが昭和12年10月「易学研究」となって定着し、その後、約50年続きました。以前に、ある先輩から「神秘」創刊号をお借りしたことがあります。手にとって読んでみましたが、加藤大岳先生の青年時代であったためか、文章から実に、はつらつとした感じが伝わってきました。

続けることは大きな財産になります。当たり前のようだけれども、いまさらながら、続けることの重みを改めて痛感致します。一般的な表現では〔苦節10年〕といい、苦しいことがあろうとも志を遂げるには辛抱しながら10年後は道が開ける。というようにいわれますが、苦節の出典は、易経の☵☱水澤節だと教えていただきました。太く立派な竹には、節目がある。その節があるから、しなやかで強靭な竹に生長する。易学・易占も続けていくと、必ず自信につながっていきます。そこに、真骨頂があるようです。この節目の今、新たな情熱と決意を胸に抱いていきたいと思います。(磯部周弦)

日本易学振興協会では、宇澤周峰先生が東京などで易経とともに、本格的な筮竹を使った周易・易占教室を開催しています。主に、三変筮法、六変筮法を中心にした易占法です。詳細はこちらからどうぞ

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