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日本易学振興協会からのお知らせ

日本易学振興協会毎月の運勢を更新しました。

毎月の運勢(令和4年10月)を更新しました。

10月に入ると、空気がぐっと澄んでまいります。
風の匂いにはどこか懐かしさが混じり、夏の熱気が嘘のように引いていきます。
朝夕の冷え込みに、ふと心も静まり返り、自分自身と向き合う時間が自然と増える季節です。
令和四年十月の運勢を更新しました。今月のコラムは、小島三周が担当いたします。

今月は、易卦でいえば「風天小畜(ふうてんしょうちく)」の卦が浮かびます。
☴☰風天小畜」とは、風によって進みたい強い気持ちの乾が、いったん物事がとどめられる象です。風はフワフワしていますが、
一時的に止められます。時にそれが留まり、先へ進めないときもあります。
つまり今月は、「焦らず待つ」「内を充実させる」ことが大切な時期といえるでしょう。

小畜(しょうちく)の「畜」とは「蓄える」「とどめる」の意。
物事が進まないとき、我々は焦りや苛立ちを感じがちですが、それは決して悪いことではありません。
むしろ「進めない」からこそ、「整える」「見直す」「磨く」といった内面的な充実に意識が向かうのです。
転職や移転、新たな事業の立ち上げなど、外向きのアクションには慎重さが求められますが、
逆に、勉強、準備、見直し、調整といった活動には非常に向いている時期です。

たとえば人間関係においても、今月は新たな出会いよりも、既存の縁を大切にしたい時。
普段は忙しさにかまけて連絡を取れていない友人や、疎遠になっている家族、古くからの恩人などに、
感謝の気持ちを込めて一報を入れると良いでしょう。
特に年長者からのアドバイスには今月、大きなヒントが含まれています。
柔らかな耳で聞き入ることが、開運のカギとなります。

また、「風」は情報や言葉を象徴します。今月は、言葉がとても重要になります。
何気ない一言が相手を傷つけたり、逆に、温かな一言が誰かの心を癒したりもします。
ですから、特に対人面では「言葉の扱いに丁寧になること」を意識してみてください。メールの一文、LINEのスタンプひとつにも、今月は運気の流れが宿ります。

体調面では、夏の疲れが出やすい時期でもあります。冷えから来る不調や、朝晩の寒暖差による風邪には要注意。無理をせず、規則正しい生活を心がけましょう。特に睡眠と食事は、今月の運気を底上げする大事な要素です。自然のリズムと調和するように、秋の夜長を静かに楽しみながら、心と体を整えていく時間を持つことをおすすめします。

仕事運に関しては、目立った進展は期待しにくいものの、地道な努力が後に大きな果実を実らせます。「今すぐ結果を求めないこと」が最大のポイントです。下準備や資料整理、ルーチンの見直し、スキルアップのための勉強など、目立たないけれど確実に自分を高める活動に集中すると良いでしょう。

恋愛運もまた、派手さよりも「心の通い合い」がテーマとなります。急展開を望むより、相手のことを深く理解しようとする姿勢が大切です。シングルの方は、出会いよりも自分磨きに励むと、後々魅力が高まっていきます。パートナーのいる方は、言葉で愛情を伝えることがカギ。照れずに「ありがとう」や「大切に思ってる」といった一言を添えてみてください。

今月は、「待つ力」が試されるとき。表に出て動き回るよりも、自分の内側に目を向け、土台を整える時期だと心得ましょう。静けさの中にこそ、次に動くためのエネルギーが蓄えられていきます。焦らず、慌てず、一日一日を丁寧に重ねてまいりましょう。

令和4年10月の運勢を更新しました。今月の担当:小島三周

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