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日本易学振興協会からのお知らせ

日本易学振興協会毎月の運勢を更新しました。

毎月の運勢(令和4年3月)を更新しました。

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は、昔から日本人の暮らしの中で大切にされてきた季節の節目を表すものです。
この言葉は、寒さの厳しい冬が終わりに近づき、やがて春の訪れとともに気候が徐々に穏やかになってくるという自然の移ろいを象徴しています。
長く厳しい寒さを耐え忍んできた日々を思い返しながら、春分を迎えるころには、どこかほっとするような心地よい空気が街や田畑に広がりはじめます。
この季節になると、冷たい風が和らぎ、太陽の光も少しずつ暖かさを増し、私たちの心にも穏やかで前向きな気持ちが芽生えてくるように感じられるのではないでしょうか。

春分の日は、昼と夜の長さがほぼ等しくなる特別な日です。この日を境に、日中の時間がだんだんと長くなり、生活のリズムも自然と変化を見せ始めます。朝の光で目覚める時間が早くなり、夕暮れまでの活動時間が少しずつ延びることで、
日常の過ごし方にも新しい流れが生まれます。春の陽射しの中に身を置いていると、
冬の間に縮こまっていた体も心も、ゆっくりとほぐれていくような感覚があるものです。
春の訪れは、待ち望んでいた季節がようやく来たという実感を私たちに与え、希望に満ちた気持ちを抱かせてくれます。

やがて、桜の開花も間近に迫ってきます。各地で桜のつぼみが少しずつ膨らみ始め、気温の上昇とともに開花のニュースが報じられるようになります。桜の開花予報に一喜一憂しながら、花見の計画を立てる人も多いのではないでしょうか。
日本全国が桜一色に染まる季節、各地の名所では桜の花が咲き誇り、多くの人々がその美しさを愛でるために訪れます。
桜前線は南から北へ、また西から東へとゆっくりと進み、訪れる先々で多くの笑顔と歓声を生み出します。
遠方からの旅行者も、その短い期間に咲き誇る桜を求めて移動し、一期一会の風景に出会うために旅路につきます。

一方で、こうした季節の変わり目は、私たちの体調にとっては少し厳しい時期でもあります。日によって大きく変動する気温や湿度、さらには日照時間の変化は、私たちの身体に想像以上の負担をかけています。
知らず知らずのうちに、体はその変化に適応しようと働き続け、結果として疲れが溜まりやすくなったり、風邪をひきやすくなったりします。特に朝晩と日中の寒暖差が大きいこの時期は、服装選びにも工夫が必要です。
重ね着で温度調整をしながら、無理のない生活リズムを心がけることが大切です。
また、栄養バランスの取れた食事や、しっかりとした水分補給、質の良い睡眠を取ることで、免疫力を保つことができます。ストレスをできるだけ溜めず、リラックスできる時間を意識して持つことも、健康を保つ上で大切なポイントです。

それでもなお、こうした季節の移り変わりのなかに、美しさや喜びを見つけながら暮らしていくことができれば、きっと私たちの毎日はより豊かに、温かいものになるはずです。
何気ない日常の中に春の兆しを見つけるたびに、ほんの少しでも幸せを感じられるような心の余裕を持てたら素敵ですね。
どうか、皆さんがこの春を元気に、そして笑顔で過ごすことができますように。どんな小さなことでも構いませんので、お困りのことや心配なことがあれば、どうぞ遠慮なくお知らせください。一緒に乗り越えていけたら嬉しく思います。

せっかくのこの季節ですから、よろしければこの機会に、令和4年3月の運勢をチェックしてみてください。
少しでも前向きなヒントや気づきを得られるかもしれません。
そして、皆さまのもとにたくさんの幸運が訪れますよう、心からお祈りしています。

今月の担当:小島三周

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