東京今昔ものがたり～両国編～
「猫の小判」のお話
江戸日本橋に両替屋があり、猫を飼っていたが、店の向いにある魚金という魚屋の主人の方が、エサをあげて、たいそう可愛がっていたそうだ。寒い暮れに、魚金の主人が病気で寝込んでしまうことに。猫は心配そうに見つめているが、ある朝、起きると枕元に小判がある。夢かと思ってかじってみると本物だ。そんなことが三度続き、そのお金で高価な薬を買え、病気を治すことができたという。
少し具合がよくなった魚金の主人が、表に出ると両替屋の番頭が浮かない顔をしている。
「先月、小判三両がなくなったんだ。泥棒か小僧さんの仕業かと大変な騒ぎになっていたら猫がたんすを開けて盗み出すのを見たんだ！猫はすばしっこく逃げようとしたが、叩いて殺してしまった」という。
小判三両に心あたりのある魚金の主人は、ハッとなり、涙ながらに事情を話した。それを聞いた番頭さんも、可愛がって飼ってくれた恩を忘れない忠義の猫だと感心する。早速、両国の回向院に「猫塚」をたててねんごろに供養したという。
両国回向院には猫の恩返しで知られる「猫塚」があります。落語や元になる話はいくつかあるようですが、どれも猫が飼い主へ恩返しをして、それを弔うために塚を築いたのは変わりありません。
さっそくですが、令和7年6月の運勢を更新しました。仕事運や恋愛運、健康運など、あなたの今月の運勢は？
日本易学振興協会会員が毎月の運勢を占います。
今月の担当：中北里恵
一白水星は、昭２・昭１１・昭２０・昭２９・昭３８・昭４７・昭５６・平２・平11・平20・平29年生まれの人です。
二黒土星は、昭10・昭１９・昭２８・昭３７・昭４６・昭５５・平１・平10・平19・平28年生まれの人です。
三碧木星は、昭９・昭18・昭27・昭36・昭45・昭54・昭63・平９・平18・平27年生まれの人です。
四緑木星は、昭８・昭17・昭26・昭35・昭44・昭53・昭62・平８・平17・平26年生まれの人です。
五黄土星は、昭７・昭１６・昭２５・昭３４・昭４３・昭５２・昭６１・平７・平16・平25年生まれの人です。
六白金星は、昭６・昭１５・昭２４・昭３３・昭４２・昭５１・昭６０・平６・平15・平24年生まれの人です。
七赤金星は、大１０・昭５・昭１４・昭２３・昭３２・昭４１・昭５０・昭５９・平５・平14・平23年生まれの人です。
八白土星は、昭４・昭１３・昭２２・昭３１・昭４０・昭４９・昭５８・平４・平１３・平22年生まれの人です。
九紫火星は、昭３・昭１２・昭２１・昭３０・昭３９・昭４８・昭５７・平３・平１２・平21年生まれの人です。
