10月といえば、皆さんはどんなことを思い浮かべるでしょうか。
涼しくなった空気、色づきはじめる木々、そしてどこか懐かしさを感じさせる風景。
私にとって、子供時代の思い出の中でひときわ印象深いのが「体育の日」です。
かつて体育の日といえば、10月10日と決まっていて、この日は秋の空の下、全国の学校で運動会や体育祭が行われていました。
真っ青な空に、赤や白の旗がはためき、子供たちの笑顔と歓声があふれる光景は、今でも心に残る懐かしい記憶です。
教室の窓から見える運動場に設置されたテントや、家族が作ってくれたお弁当のにおい。
あの特別な1日は、まさに「スポーツと健康を祝う日」として、私たちの心に根づいていました。
しかし平成12年（2000年）から、いわゆる「ハッピーマンデー制度」が導入されたことで、
体育の日は10月10日から「10月の第2月曜日」に移動しました。これにより、3連休が増え、家族で過ごす時間がとりやすくなるなどの利点もありましたが、どうしても10月10日という日付に対する愛着を感じる人も少なくありません。
なぜなら、10月10日には、ただの記念日以上の意味があるからです。
この日が体育の日として定められたのは、1964年に開催された東京オリンピックの開会式が行われた日であるためです。
世界中の注目が日本に集まり、戦後復興を象徴する一大イベントとなった東京オリンピック。
その開幕の日は、まさに日本の歴史に刻まれる日であり、希望と活力を象徴する日でした。
また、10月10日は「晴れの特異日」とも言われ、統計的に見て晴天になる確率が非常に高い日でもあります。
実際、過去の気象データから見ても、10月10日前後は穏やかな秋晴れが続き、屋外での行事に適した時期です。
だからこそ、多くの学校や自治体がこの日に運動会やスポーツイベントを開催することが多かったのです。
現在では、体育の日は「スポーツの日」と名前を変え、2020年からは10月ではなく、
オリンピックにあわせて7月に移動されました（ただし、2020年限定の措置として実施）。
それでも、やはり「10月10日＝体育の日」というイメージは、世代を問わず、多くの日本人の心に残り続けているように思います。
スポーツの日は、ただ運動をするだけの日ではありません。
健康の大切さを見直し、体を動かす喜びを再確認する日であり、また、日常の中にある幸福や生きる力を感じるための機会でもあります。特に現代のように、運動不足やストレスの多い生活が問題視される時代にあって、改めてこの日の意義を見つめ直すことは大切ではないでしょうか。
さて、令和6年10月の運勢も更新されました。
秋が深まるこの季節、運気もまた大きく動く時期です。仕事や恋愛、健康、家庭運など、
自分の今の状況と照らし合わせながら、九星気学の導きに耳を傾けてみてください。
些細な変化に気づくことが、大きな成長や好転のきっかけになるかもしれません。
今月の担当は、日本易学振興協会会員の永田智山です。古くからの知恵をもとに、皆さまの10月が健やかで充実した日々となるよう、心を込めてお届けいたします。
一白水星は、昭２・昭１１・昭２０・昭２９・昭３８・昭４７・昭５６・平２・平11・平20・平29年生まれの人です。
二黒土星は、昭10・昭１９・昭２８・昭３７・昭４６・昭５５・平１・平10・平19・平28年生まれの人です。
三碧木星は、昭９・昭18・昭27・昭36・昭45・昭54・昭63・平９・平18・平27年生まれの人です。
四緑木星は、昭８・昭17・昭26・昭35・昭44・昭53・昭62・平８・平17・平26年生まれの人です。
五黄土星は、昭７・昭１６・昭２５・昭３４・昭４３・昭５２・昭６１・平７・平16・平25年生まれの人です。
六白金星は、昭６・昭１５・昭２４・昭３３・昭４２・昭５１・昭６０・平６・平15・平24年生まれの人です。
七赤金星は、大１０・昭５・昭１４・昭２３・昭３２・昭４１・昭５０・昭５９・平５・平14・平23年生まれの人です。
八白土星は、昭４・昭１３・昭２２・昭３１・昭４０・昭４９・昭５８・平４・平１３・平22年生まれの人です。
九紫火星は、昭３・昭１２・昭２１・昭３０・昭３９・昭４８・昭５７・平３・平１２・平21年生まれの人です。
