易占の研鑽と技術向上を志すすべての方へ
日本易学振興協会では、易学・易占の理論的探究と実践技術の向上を目的として、定期的に、会員および関心をお持ちの皆様を対象とした「易学研究会」を開催しております。
本研究会は、易の学びを深めたい方々にとって、実践力を高める貴重な交流・研究の場となっております。
易学研究会の内容について
易学研究会では、協会役員を中心とした熟練の易学者による研究発表をはじめ、日常の易占で「判断に迷った」「卦の解釈が難しかった」という占例の共有・討議を行っております。参加者が持ち寄ったリアルな占例に対して、多角的に検討を加えることで、実際の鑑定技術を高める機会となります。
また、易占の本来持つ「感応性」や「象徴の読み解き」に注目し、古来から伝わる射覆(せきふ)の実践も行っております。
射覆とは?──易者の洞察力と直感を試す伝統技法
射覆とは、古代中国から伝わる、物の正体を当てる占法の一種であり、「覆い隠されたものを筮占によって看破する」訓練法です。
今回の易学研究会でも2題の射覆課題が出題されており、参加者は筮竹を用いて得卦を立て、卦象から中身を読み解き、その正体を推理していきます。これは単なるゲームではなく、卦辞・爻辞・象意の総合的な解釈力が求められる、高度な訓練の一環です。
「占いの力は、未知なるものをどう見抜くか」に試される時間となるでしょう。
寒い季節ではございますが…
1月という、寒さの厳しい季節に入りましたが、会場では熱気に満ちた発表の準備が着々と進められております。
発表者の講師は、日々研鑽を重ね、ご自身の研究や知見を分かち合うべく準備に余念がありません。季節柄、体調にご留意いただきながら、ぜひともご参加いただければと存じます。
研究会へのご参加をお待ちしております
日本易学振興協会の研究会は、初心者からベテランの易者まで、誰でも学びと発見がある開かれた場です。
易占をより深く知りたい、現場で活かしたい、そして同じ志を持つ仲間と切磋琢磨したいという方は、ぜひこの機会にご参加ください。
皆さまの貴重なご予定のなかとは存じますが、どうぞ万障お繰り合わせのうえ、ご来堂を心よりお待ち申し上げております。
2022年2月27日(日) 午後1時~4時30分
(会場)御茶ノ水 史跡「湯島聖堂」内会議室にて(〒113-0034 東京都文京区湯島1-4-25)
(会費)3000円(会場ではお菓子付き)
(内容)・講演・佐々木哲兵(30分)
・前半の占例検討(1時間)
・休憩(30分)休憩中に射覆(せきふ)を行います。
・後半の占例検討(1時間30分)
出席希望の方は、早めにハガキ又はFAX又はEメールにて宇澤周峰先生宛に申し込んでください。大変恐縮ですが定員になり次第、締め切らせていただきます。
出席の方は、占筮して判断がつかない占例、易占・易学に関しての質問をお持ちください。
また、休憩中に射覆を行ないますので筮竹筮具(八面サイコロは禁止)をご持参ください。
今回の易学研究会はリモートセミナー形式でも参加できます。
地方の方や移動が気になって易学研究会に参加できなかった方はぜひお試しください。
リモートセミナー形式とは、オンラインで行われるセミナーのことです。
参加者は自宅やオフィスからインターネットを通じて参加でき、動画会議ツールを使って講演やディスカッションが行われます。このリモート形式のメリットは、移動の手間がなく、全国どこからでも参加可能な点です。近年、企業や教育機関で広く利用され、効率的な学びを促進しています。