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日本易学振興協会からのお知らせ

日本易学振興協会毎月の運勢を更新しました。

令和4年2月 毎月の運勢を更新しました。

つい先日、お正月を迎えて新しい年のスタートを切ったばかりと思っていたのですが、気がつけばもう2月に入りました。時間の流れというのは本当に早いものですね。特に年が明けてからの1か月は、あわただしさのなかで過ぎ去っていくように感じられます。今年もまた、あっという間に1年が過ぎてしまいそうな、そんな予感がしています。

新年の目標を立てた方も多いかと思いますが、年が明けてからの1か月間、その目標に向かって順調に歩みを進められているでしょうか。それとも、忙しさや寒さに追われるうちに、いつの間にかペースが緩んでしまったという方もいらっしゃるかもしれません。2月というのは、まさにその軌道修正にふさわしい時期とも言えるでしょう。少し立ち止まり、自分の足元を見つめ直す時間を持つことで、今年一年をより充実したものへと導くことができるかもしれません。

さて、季節の移ろいにも目を向けてみましょう。立春を過ぎたとはいえ、まだまだ厳しい寒さが続いています。この時期は一年の中でも最も冷え込む季節であり、「気温の底」とも呼ばれるほどの寒さが身に染みます。しかし、そんな中でも自然は確かに春へと向かって歩みを進めています。梅のつぼみがふくらみ始め、やがて花を咲かせ、ほのかに甘く優しい香りを放つ光景は、長い冬の終わりと、春の訪れの予感を告げてくれます。

寒さのなかにも、少しずつ春の気配が感じられる2月。日本には「季節の端境期(はざかいき)」という言葉がありますが、まさに今はそのような時期。冬の余韻と春の兆しが交差する、そんな微妙な季節のグラデーションを、私たちは五感を通じて受け取ることができます。時には立ち止まって、空を見上げたり、風の匂いを感じたり、小さな変化に目を向けてみるのも、この季節ならではの楽しみではないでしょうか。

また、昔から「1月は行ってしまう」「2月は逃げていく」「3月は去ってしまう」といった言葉があるように、この冬から春への時期は、とても慌ただしく過ぎ去っていくものです。行事も多く、仕事や学校などの節目も重なり、なかなか心の余裕を持ちにくい時期とも言えるでしょう。だからこそ、今月は意識的に「心を整える」ことが大切かもしれません。ほんの少しの余白、余裕、静けさを、自分の暮らしの中に取り戻すよう意識してみてはいかがでしょうか。

そうした意味でも、易や占いの世界にふれることは、現代人にとっての「時間の知恵」になるのではないかと思います。占いというと、未来を予言するというイメージが強いかもしれませんが、実際には「今、自分がどのような流れの中にいるのか」「どういう心構えで物事に向き合えばよいのか」を教えてくれる、いわば人生の地図のようなものです。

今月も、そのような視点から、令和4年2月の運勢を更新いたしました。日々の生活のなかで、少し立ち止まり、自分の歩いている道を確認するための一助となれば幸いです。とくに、節分を過ぎ、旧暦の新年にあたるこの時期は、占いの上でも「新しい流れ」が始まる大切なタイミング。ぜひ今月の運勢をご覧いただき、自分自身との対話の時間を持ってみてください。

皆様の2月が、穏やかで、実り多き日々となりますように。寒さの中にも、小さな春の兆しを見つけながら、心あたたまる時間をお過ごしください。

今月の担当:小林永周

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