loader image

日本易学振興協会からのお知らせ

運勢を更新しました日本易学振興協会

令和7年7月の運勢を更新しました。

いいお爺さんになりたい
年齢を重ね、日々を静かに穏やかに生きていく中で、私がひそかに抱いている願いがあります。
それは、昔から日本の物語や伝承の中で親しまれてきたような、誰からも愛される、心の温かい、
思いやりに満ちた翁──つまり「いいお爺さん」になれたら、なんと幸せなことだろう、という思いです。
知恵と経験を重ね、人々の記憶に優しい笑顔とともに残るような、そんな存在になれたらどれほど素敵でしょうか。


たとえば「こぶとり爺さん」という昔話があります。
あのお爺さんは、森の中で出会った恐ろしいはずの鬼たちすらも笑わせてしまうほどの陽気さと、
愉快な踊りの名人でした。鬼たちは、彼の踊りにすっかり魅了され、心から楽しみ、ご馳走をふるまってもてなしました。
さらには、お爺さんの顔にあった大きなこぶ、長年悩まされていたであろうその厄介なこぶまでも、
彼らは気前よく取ってくれたのです。物語に込められた、思わぬ善意やめぐり合わせの奇跡に、胸が温まります。

また、「舌切り雀」のお爺さんも忘れられません。彼は、傷ついた小さな雀をやさしく看病し、
いたわる心を持っていました。そしてある日、いなくなった雀を探して、
「雀のお宿はどこじゃいな。どこじゃいな」と、声をかけながら森の中をさまよい歩くのです。
その献身的な姿勢に、心打たれずにはいられません。やがて辿りついた雀のお宿では、
温かいもてなしと豪華なご馳走をいただき、帰りには大きなつづらという贈り物まで手にします。
その中には、まばゆい金銀財宝や美しい珊瑚、光沢のある絹織物がぎっしりと詰まっていて、
お爺さんはまるで夢を見ているかのように驚いたのでした。

さらに「はなさか爺さん」は、犬を心から可愛がる優しい老人でした。正直で誠実に生きるその姿が、
最終的には桜を満開に咲かせるという奇跡を生み、人々に驚きと喜びを与えました。
そして、かの有名な『源氏物語』の中でも、「物語の親」とまで称される「竹取物語」には、
かぐや姫を育てた幸せなお爺さんが登場します。どの物語にも共通しているのは、
年老いてもなお純粋で、人や動物を思いやる心を持ち続けた姿──その生き様にこそ、深い感動があるのです。

私はこれらの昔話に出てくる翁たちに強く憧れています。
そして、いつの日か自分も、あのように周囲から慕われ、語り継がれる存在となれたらと願っています。
そんな思いを胸に抱きながら、日本という国が紡いできた数々の美しい物語、
その豊かな文化と情感あふれる国土に生まれたことを、心から幸せに感じているのです。
この感謝とよろこびを、ささやかながらも言葉にして誰かに伝えられたら
──それもまた、小さな幸せのひとつなのではないかと思うのです。

──米津千之先生『笑顔のそよ風』より抜粋要約させていただきました。

さっそくですが、令和7年7月の運勢を更新しました。仕事運や恋愛運、健康運など、あなたの今月の運勢は?
日本易学振興協会会員が毎月の運勢を占います。
今月の担当:永田智山

一白水星は、昭2・昭11・昭20・昭29・昭38・昭47・昭56・平2・平11・平20・平29年生まれの人です。
二黒土星は、昭10・昭19・昭28・昭37・昭46・昭55・平1・平10・平19・平28年生まれの人です。
三碧木星は、昭9・昭18・昭27・昭36・昭45・昭54・昭63・平9・平18・平27年生まれの人です。
四緑木星は、昭8・昭17・昭26・昭35・昭44・昭53・昭62・平8・平17・平26年生まれの人です。
五黄土星は、昭7・昭16・昭25・昭34・昭43・昭52・昭61・平7・平16・平25年生まれの人です。
六白金星は、昭6・昭15・昭24・昭33・昭42・昭51・昭60・平6・平15・平24年生まれの人です。
七赤金星は、大10・昭5・昭14・昭23・昭32・昭41・昭50・昭59・平5・平14・平23年生まれの人です。
八白土星は、昭4・昭13・昭22・昭31・昭40・昭49・昭58・平4・平13・平22年生まれの人です。
九紫火星は、昭3・昭12・昭21・昭30・昭39・昭48・昭57・平3・平12・平21年生まれの人です。

こちらのページをご覧ください。

PAGE TOP