5月に入り、木々の緑が一層鮮やかさを増し、澄んだ青空と爽やかな風が心地よい日々が続いております。まさに、春から初夏へと季節が移ろうこの時期は、一年の中でも特に過ごしやすく、気分も自然と晴れやかになる頃です。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
天気予報によれば、今月は全国的に晴れの日が多く、行楽や外出にも最適な時期となりそうです。ゴールデンウィークをはじめとして、お出かけや旅行、趣味の活動に時間を費やす方も多いかと思いますが、一方で日中の気温は次第に高まり、場所によっては初夏の陽気を感じさせるような暑さを記録することもあります。昼夜の寒暖差が大きくなる時期でもありますので、体調を崩さないよう、くれぐれも無理のない生活を心がけていただければと思います。
5月といえば、古くから日本の季節の節目として親しまれてきた「端午の節句」がございます。令和6年の今年も、5月5日にはこの行事が各地で行われます。「端午の節句」は、古代中国の風習がもとになっており、日本では男の子の健やかな成長と立身出世を願う日として広く知られています。この日には、「陽」の数とされる奇数が重なることから、古来より邪気を払う力があるとされてきました。
特に、日本ではこの日に「菖蒲湯(しょうぶゆ)」に浸かるという風習があります。長く尖った菖蒲の葉は、その香りと形から、悪い気を払いのけると信じられており、古代より薬草としても使われてきました。また、「菖蒲(しょうぶ)」という言葉が「尚武(しょうぶ)」――すなわち武を尊ぶ、武道を重んじるという意味――と音が同じであることから、男児のたくましい成長を願う象徴としても受け入れられてきました。鎧兜を飾ったり、鯉のぼりを立てたりするのも、この「強く、健やかに育ってほしい」という願いの表れです。
さて、日本易学振興協会では、令和6年5月の運勢を更新いたしました。
今月も、皆さまの毎日が少しでも豊かで前向きなものになりますよう、易学の視点から運勢の流れを丁寧に読み解いております。仕事運や金運、恋愛運、健康運、対人運など、多方面にわたる運勢の指針を、具体的かつ実用的にお伝えしております。新しい月のスタートにあたり、ご自身の運勢の流れを確認し、日々の行動に活かしていただければ幸いです。
今月の担当:日本易学振興協会会員小林永周(こばやし・えいしゅう)
日本の古き良き文化として受け継がれてきた「易学」は、単なる占いではなく、自然の摂理と人間の生き方を深く見つめるための知恵の体系でもあります。日々の暮らしのなかに、少しでもこの伝統的な智慧を取り入れることで、より穏やかで前向きな毎日が送れるかもしれません。これからも日本易学振興協会では、多くの方々に易の魅力と価値を知っていただけるよう、様々な活動を通してお届けしてまいります。
一白水星は、昭2・昭11・昭20・昭29・昭38・昭47・昭56・平2・平11・平20・平29年生まれの人です。
二黒土星は、昭10・昭19・昭28・昭37・昭46・昭55・平1・平10・平19・平28年生まれの人です。
三碧木星は、昭9・昭18・昭27・昭36・昭45・昭54・昭63・平9・平18・平27年生まれの人です。
四緑木星は、昭8・昭17・昭26・昭35・昭44・昭53・昭62・平8・平17・平26年生まれの人です。
五黄土星は、昭7・昭16・昭25・昭34・昭43・昭52・昭61・平7・平16・平25年生まれの人です。
六白金星は、昭6・昭15・昭24・昭33・昭42・昭51・昭60・平6・平15・平24年生まれの人です。
七赤金星は、大10・昭5・昭14・昭23・昭32・昭41・昭50・昭59・平5・平14・平23年生まれの人です。
八白土星は、昭4・昭13・昭22・昭31・昭40・昭49・昭58・平4・平13・平22年生まれの人です。
九紫火星は、昭3・昭12・昭21・昭30・昭39・昭48・昭57・平3・平12・平21年生まれの人です。