■易経・十翼『繋辞伝』の講義開始
易経に組み込まれている十翼の一つ『繋辞伝(けいじでん)』の講義を、下記の通りにて始めます。
易経・十翼の一つ『繋辞伝』は、易の総論です。『もし、繋辞伝がなかったら、易の道は不明で終わるであろう』と言われています。繋辞伝は、易経、易占の根本原理、その体系原理、および実践原理が説かれています。
また、古式の筮操作『本筮法(ほんぜいほう)』も学びます。繋辞伝は、易の根本を学ぶので、易に対する考え方、見方が変わることでしょう。ぜひ、この機会に学んでください。
この講義では、まず繋辞伝の成り立ちや歴史的背景について詳しく解説していきます。繋辞伝は易経における解説書であり、易の哲学的側面を深く掘り下げています。そのため、単なる占いの枠を超えて、自然の理や人生の法則を知る手がかりとなります。
次に、繋辞伝に記されている主要な概念について学びます。たとえば、「易は変化の書である」という基本的な考え方をはじめ、陰陽のバランス、万物の生成発展、そして人間の生き方に関する示唆がどのように書かれているのかを探っていきます。
さらに、繋辞伝を読み解くために必要な基礎知識や、古代文明や殷周の思想と関連づけながら理解を深めていきます。儒家思想や道家思想との関係性を知ることで、繋辞伝の奥深さがより明確になるでしょう。
また、本講義では実践的な側面にも力を入れます。易占における具体的な応用方法を学びながら、繋辞伝の知識をどのように現代に生かせるのかを考察していきます。本筮法を用いた占いの方法を実際に体験しながら、伝統的な易の技法を学ぶことができます。
最後に、講義を通じて得た知識をまとめ、実生活にどのように応用できるのかを考えます。繋辞伝を学ぶことは単なる学問の探求にとどまらず、人生の指針を得ることにもつながるのです。
・講義開始・・令和6年5月予定
・授業・・・毎月一回、第三日曜日
午後4時45分~7時30分
・受講料・・8、000円
・テキスト・・プリント代2,000円
上・下/別
・繋辞伝は、上・下2巻に分かれており、また本筮法の実技もありますので、
講義終了までに2年少々、かかります。
・申込み・・日本易学振興協会本部・宇澤周峰先生宛まで